宇部市みつ美容室 男性浴衣 着付けのポイント2
いつもありがとうございます。m(_ _)m
山口県宇部市みつ美容室です。
夏休み やっと終わりましたね~~!
児童 生徒の保護者の皆様 お疲れさまでした!
あっでもすぐ運動会ですね💦
今回は、浴衣の着こなし 大人の男の人編 その2です。
小学生以下の男の子とは区別して考えてくださいね。
前回書いたように、男性の浴衣をかっこよく着るポイントは、
① 帯は低く (相撲のまわしのように)
②上半身は ゆったり
③ 下半身はぴったり …… の三つです。
簡単なようで難しいと書きましたが、
実は サイズがぴったりなら ①②③を意識して 着付け & 行動 すれば、難しくはないのです。
写真のようにかっこ悪くなってしまうもう一つの原因は、
「サイズが合っていない。」
ということです。
呉服店で反物を買って自分のサイズに合わせて仕立てれば、完璧なのですが、
既製品では M L LL 位しかサイズがないようです。😢
男性の着物は、女性用とは違って 袖が身頃とつながっています。
なので、袖から下の縫い目が 体の真横にこないと へんてこりんになります。
真横ではなく 前側にくると、バレーボールのレシーブをする腕の形になってしまいます。
(若い方はわからないかもしれませんが、要するに「だっちゅうの」 です。)
そうなると、 ②上半身はゆったり どころではないですね。
ってことで、逆に 縫い目を 真横に無理やりもってくると、上の写真のようになってしまい、
今度は ③下半身はぴったり ……ではなくなってしまいます。
当店で お着付けされる場合は、我々が 頑張って 工夫して、(体型補正やタックを取るなどして) かっこよくなるように、責任をもって お着付けいたします。(上の写真の黒い浴衣でも なんとかします。
でもあまりにもサイズが違い過ぎると、かっこよくお着付けする事には限界があります。😢
1番危険な体型は、
ズバリ 「細い人」 です!
中でも、「背が高くて、手が長くて、細すぎる人…… アンガールズのお二人 (田中さん 山根さん) のような男性ですね!
上の絵の ①は、袖(そで)の幅です。
②は、背中心から袖の付け根までの長さです。
和服は反物 (たんもの 布地) の幅が決まっているので、 ①の長さには限りがあります。
背中心から 袖の端までの長さ(①+②) = 裄(ゆき といいます) を長くしようとすると、
②を増やすしかなくなります。
そうすると、自動的に 体の部分が太くなってしまうのです。
この黒い浴衣は、既製品の L です。
よーーく見ると、先ほどの絵の ② の長さより、 ③ のほうが短くなっています。
ちょっとだけ 袖が斜めに付けてあります。
下半身が広くなり過ぎないように 工夫してあるのです
でも、写真のモデルは、身長 178cm 細身 なので、まだまだ 着物が余るのです。
白い浴衣は、手縫いで 正式に 丁寧に 仕立てられたものです。
裄 (①+②) と 身丈 (④) は、黒い浴衣と全く同じですが
重ねてみると……
袖から下の幅が違いますね!
白い浴衣は、 袖を斜めに付けて、更に袖から下がカーブして、細くなるように縫ってあります。
(白い浴衣の縫い代が、透けて見えるので よくわかりますね。
2cm 位のことですが、 2cm つまむと、 前後で 2×2=4cm 左右で 4cm×2=8cm
8cm の 違いは 大きいです!!
( これ以上つまむのも ちょっと危険です。)
男性の場合、浴衣を買われたら、本番より前もって 着てみる事をおすすめします。
あまりにもサイズが大きいようなら 袖から下だけを 縫い縮めてみる事にチャレンジしてみませんか?
腰回りを体型補正(さらし等をぐるぐる巻いて 腰を太くすると、帯が安定して ずれにくくなります。) するぐらいで何とかなるなら しない方が良いので、、当店でお着付けされる場合は、前もって ご相談くださいませ。m(_ _)m
TEL (0836-21-0688)
次回は、浴衣の下着について 書きたいと思います