宇部市みつ美容室 きもの文化 繋がってほしいですね。

2021/01/11 ブログ
みつ美容室の看板としめ飾り

いつも ありがとうございますm(_ _)m

 

山口県宇部市 みつ美容室です。

 

 

新成人の皆様  おめでとうございます。

 

2021年 1月10日 成人式は延期になってしまいましたが、予定通り 振袖を着て、写真館で前撮りをされた方もおられました。

 

雪も何とかおさまり、皆様 撮影も時間通り無事に終わったそうで、ホッとしております。

 

 

あらためまして

 

皆様、明けまして おめでとうございますm(_ _)m

 

お正月は ゆっくりできましたか?

 

年末には 「コロナの影響で 帰省する家族がいないので、今回のお正月は楽だなー」と言われたお客様が多かったです。(^^)

 

10センチぐらい積もった雪かき前の みつ美容室

写真は、1月9日の みつ美容室です(>.<)

 

お正月が 寒波と寒波の間の緩んだ時で、穏やかに過ごせてラッキーでしたね!(^^)

 

私、今回、生まれて初めて 「雪かき」を しました(^^;)

 

北国の人は 本当に大変ですね(^^;)

 

 

みつ美容室は、毎年お正月休みの間も、セットや着付けのご予約はお受けすることにしておりましたが、今年はやっぱり そういうお客様はおられませんでした。

 

「成人の日」という祝日が、毎年1月15日に固定されていた時代は、

 

お正月に 写真館で前撮りをし、終わったら振袖を着たまま 神社にお詣りされる新成人の方が 必ずいらっしゃいました。

 

が、

 

「成人の日」が1月の第二月曜  (しかも式典はその前日の日曜日に行われます) に 変わってしまってからは、遅くても13日、早い年だと 1月7日が成人式になり、

 

慌ただしくて 日程的に無理なので、お正月に前撮りをおすすめする業者が 誰もいなくなってしまいました。

 

「第二月曜の前日の日曜日」なんて

新成人のご家族でない人にとっては 普通の日曜日。

 

その日の夜や、翌朝ニュースを見て、

「あ、成人式だったんだ…」 と、

終わってから気づくパターンですよね(^^;)

 

また、令和3年はコロナの影響でお正月の同窓会もなく、

和服でパーティーに出席される方のご予約も なしでした。(>.<)

 

 

日本には、

 

お正月に新調した綺麗な着物を着て 新年を迎える「着衣始め(きせはじめ)」と呼ばれる習慣があったそうです。

 

年の初めは 特別であり、

 

最初の神事である 「 初詣 」、お世話になった方々への挨拶など、

 

目上の方に対して 失礼の無いように

正装を着るのが当たり前 

 

というのが 日本の文化でした。

 

 

1月4日の仕事始めは、振袖で出勤することを推奨する企業も多かったです。

 

 

若い世代は、「えっ!? 初詣って そんな感じ?」 

 

「そういえば、芸能人はお正月に着物を着てるね…」

 

という程度の認識だと思います。

 

 

お正月に正装とはいかなくても、

 

お着物を着て、神様や仏様に ご挨拶するという習慣は 一般の人々には ほぼ無くなりつつありますね。

 

 

そもそも洋服にも「普段着」と、「よそ行き」の区別  (高い 安い ではなく) が 無くなって来ているように思います。

 

三が日の神社でも、着物姿を見ることはほとんど無く、

 

ジャージの上に ダウンジャケットを着て

 

「こたつから出て、そのままお詣りに来たっぽい人」

 

も多いです。(^^;)

和服姿の男女6人

この写真は昨年のお正月に、久しぶりに頑張って 家族全員 着物を着て お詣りした時のものです。(^^)

(左から、私、娘、長男夫婦、次男、夫 です)

 

周りからは、相当浮いた存在でした!(^^;) (私の着物はカジュアルなので、目上の方へのご挨拶回りなどには向きません(^_-))

 

 

何が 言いたいのか と 言うと……

 

 

『 着物姿の人を、直接 見ることの出来る 機会が ほぼ無い 時代になっちゃった!(ToT)』

 

 

ということです!

 

よっぽど近い身内が、盛大に結婚式を挙げるか、

成人式を迎えるか しない限り、

 

少年 少女のみなさんが 

メディア以外で 和服姿を見る事ができないのです。(T^T)

 

 

結婚式 当日、

 

ご自宅から

 

綺麗な 花嫁さんが 出発されるのを、

 

近所の人々が 沢山集まって 

皆で見送った……

 

という 経験のある若者は ほぼいないでしょう。(T-T) (今は、会場でお仕度されますものね。)

 

「大きくなったら 花嫁さんになりたい♡」

 

という 女の子の夢は、この経験から 育っていったように思うのですが……。

 

今、花嫁さんを見る事ができるのは、「 朝ドラ 」ぐらいでしょうか?(-.-#)

 

もっと着物に憧れるチャンスが欲しいですね。(>.<)

 

(あっ 1月17日 大河ドラマ「麒麟がくる」で、芦田愛菜ちゃんのお嫁入りが見られそうです。)

 

 

成人式当日も、式が終わったら すぐ、お母様のお迎えで 家に帰り、急いでドレスに着替えて同窓会へ向かう 

というパターンが定着したので、

 

式後、男性も女性も晴れ着を着て 、街を練り歩く姿を、

 

他人が見る機会もなくなりました。

 

ニュースで見なければ、成人式だったと 気付きもしないですよね…。(ToT)

 

 

(観光地では、気軽に 着物をレンタルして 街を散策するプランが充実しているようです。コロナがおさまったら 是非活用してください。(^^)/)

 

 

昭和の終わり頃は、十代のうちに、振袖を購入される方が多く、

お友達や、親族のの結婚式、

仕事始め、

習い事では、

日本舞踊の発表会、

お茶会、

花展、

など、成人式以外に、何度も 振袖を着る機会がありました。

 

会場が華やいで 訪れた周りのお客様が 喜ばれるので、若い女性が受付などをされる場合は、振袖着用が条件だっりしました(^^)

 

振袖以外のお着物も、

色留袖、訪問着、付下げ、小紋、紬、ウールのアンサンブル、喪服、それぞれに合わせた帯、小物、羽織、道行き などを、

嫁入り道具として、

お嫁入りまでに  ご両親が、こつこつと 購入されたり、お母様から譲り受けたりして 揃えることが普通でした。

 

 

今、その頃の女性が 母になり、

娘さんが その振袖 (「ママ振り」と呼ばれています) を、成人式に着用されることも多いです。(^^)

 

ただ、 令和の現在では、

ママ振りでも レンタルでも、

振袖を着るのは 成人式と 前撮りだけ

という方が ほとんどになりました。

 

もう一度チャンスがあるとすれば、

ごく近い 親族の結婚式です。

 

お友達の結婚式に 振袖を着て 出席する

 

という発想は、無くなってしまったように思います。

 

(振袖なら、何度 同じものを着ても大丈夫 という長所があるのですが…(^^;))

 

 

大学や専門学校の卒業式は、「袴」を着たいから、

それに合わせた着物を一式借りる方が多いです。

 

 

今のお嬢様にとっては、

 

成人式だけが、振袖を着ることができる、一生に一度のチャンスです。

 

ネット社会なので、ひとたび 着物に興味を持てば、参考になる情報は 溢れています。

 

一度は 振袖を着たい、着せてやりたい

 

成人式を、母娘の より良い思い出にしたい。

 

というお気持ちは、昔より ずっと強くなりました。

 

お母様と お嬢様の 気合いを ひしひしと 感じます。

 

 

宇部市は、「二十歳のつどい (成人式)」が、延期になってしまいましたが、

 

「 中止 」 ではないです!

 

一生に一度のチャンスを守ってくださってありがとうございます。m(_ _)m

 

一人でも多くの方に、

和服の魅力や美しさに 気づいていただき、

 

着物 を着て良かった!

 

機会を自分で作って また着たい!

 

将来 子供たちにも 着て欲しい!

 

と、思っていただけるよう、

精一杯 頑張ります!

 

 

そして、着物文化が

これからも 繋がっていくよう

 

願っております!

 

どうぞ よろしく

   お願いいたしますm(_ _)m

 

 

 

宇部市 みつ美容室は、

定休日や 早朝でも、セット、着付けのご予約は、お受けできることがあります。

まずは お電話で ご相談くださいませ。

 

山口県宇部市明治町1丁目9-1

  みつ美容室  TEL  0836-21-0688