宇部市みつ美容室 和装花嫁 黒本振袖 角隠し 立て矢結び、娘が神社で結婚式を挙げました!

2024/06/23 ブログ
黒本振袖の花嫁がお引きずりの裾をからげて右手で持っている。隣に新郎。正面と後ろ姿の2枚

いつも ありがとうございます。

 

山口県宇部市みつ美容室  澄川です。

 

母、私、娘 親子三代で営業しております。

 

みつ美容室の定休日は、

毎週月曜日

第1火曜日

第3日曜日 です。

 

定休日や早朝でも セットや着付けのご予約は、お受けできる場合が あります。

まずはお電話でご相談くださいませ。

( みつ美容室  TEL  0836-21-0688  )

 

お客様もマスクを着用したまま施術いたします。

 

よろしくお願いいたします。

桜の花越しに見た撮影風景

春の良き日、

 

みつ美容室のスタッフである 娘が

 

宇部市の 琴崎八幡宮 で 神前式を挙げました。

 

ソメイヨシノの開花はまだだと 諦めていましたが、

 

琴崎八幡宮に到着すると、綺麗に咲いている桜の木が 2本ありました!

 

【 満開の桜と一緒に 花嫁姿の写真を撮りたい 】

 

という母娘の願いが叶って大喜びしました!

 

 

新郎は、娘が関西の美容室で働いていた時の お客様です。

 

生まれ育った兵庫を離れて 宇部で生活する決心をしてくださったこと、感謝しておりますm(_ _)m

 

 

裾をお引きずりにした状態で写真のポーズをとっている花嫁 正面 後ろ姿の2枚。バックは満開の桜の木

 

衣装は 全てみつ美容室所有のものです。

 

花嫁は、松、梅、鶴 のおめでたい柄が大胆に描かれた、ちりめんの黒の本振袖です。

 

『 本振袖 』は、成人式の振袖とは違い、花嫁用に仕立てられたものです。

 

花嫁は、衿をたくさん抜いて着付けるので、

衿ぐりが深く、

袖付の位置も 前側が低くなっています。

 

そして 衿や裾が 比翼仕立てになっています。

 

『 比翼仕立て 』とは、

1枚の着物なんだけど、2枚重ねて着ているように見せるために

着物の袖口、振り(袖の脇側)、衿、裾回し の部分だけを二重に仕立てることです。

 

そしてそれぞれの裾回しに 綿が入っています。(『ふき』といいます)

 

打掛の中に着る『 掛下 』も同じ仕立てです。

 

元々 この着物の比翼は、橙(だいだい)色でした。

 

でも 私はどうしても 赤の小物 (帯揚げ、帯締め、しごき、筥迫、扇子、草履) を合わせたかったので、

更に、赤い比翼も 自分で縫い付けました。

 

写真の 衿 と ふき をよく見ていただくと、黒、橙、赤 の三色になっているのがわかると思います(^^)

 

2枚分でも重いのに、3枚分あるので

とても厚く、ずっしりと重くなってしまいましたが、娘は よく頑張ってくれました。

 

帯はクリームの地色に金色の花が織られた『 丸帯 』(袋帯より幅が広い) を

立て矢結び にしました。

 

裏が赤のリバーシブルタイプなので 赤の面が 表に出ないように工夫が要りました。

 

半衿は、白地に 金色の 鶴の柄の 刺繍衿(花嫁用です。衿抜きが深いので成人式用は柄の位置が合わないので使用できません)

長襦袢は、裾と袖口が 赤の絞りになっています。

(1枚目の写真の後ろ姿に 長襦袢の裾が写っています(^^))

 

日本髪のかつらは、高島田

鶴が飛んでいるデザインの 簪(かんざし) 櫛(くし) 笄(こうがい) は べっ甲風

赤の島田飾り

角かくしは、裏地が赤になっています。

 

 

新郎は、黒の紋付き 羽織、

グレーと黒の 縞の袴

典型的な 第一礼装です。

 

 

桜が本当に美しくて 感動しました!💦

 

 

 

巫女が長くて大きな赤い和傘を新郎新婦に差しかけている。親族がその後ろに二列に並んで歩いている。

娘が 神社で 挙式をしたいと思ったのは、

 

写真のような 【 花嫁行列 】(『参進の儀』) 

に憧れたからだそうです。

 

私も憧れてた!

大賛成!

桜も写っているし 

とても良い写真が撮れました♡

 

そして もう一つ 私の以前からの憧れは、

 

【 神社で集合写真を撮る 】ことです(^^)

 

長男は 他県で挙式しましたが、

私が 「和装だけは地元で撮って欲しい」と頼み、

琴崎八幡宮で撮影させていただきました。

そのために 前撮りの日も 両家とも

当日の服装で参加しました(^^;)

 

長男の撮影は秋でした。

集合写真は 御本殿の前で撮りましたが

二人写真は 美しい紅葉と撮ることができました。

 

なので 次に娘が結婚する時は 桜の季節に…と 欲張って密かに夢見ていましたが、

たまたまその通りになりました!(^^)

 

でかしたぞ!

式の様子。新郎新婦は正面に向かって、親族は左右に分かれて向かい合わせに席に付いている。

この写真は式の様子です。

 

神主さんが「皆様、御低頭ください。」

と、おっしゃった時に

二歳半の孫も 空気を読んで 頭を下げています。

 

な~~んて可愛いんでしょう(^^)💦

 

 

奥の方に 雅楽の演奏をしてくださった方々 (『怜人』(れいじん)とお呼びするそうです) が いらっしゃいます。

皆様 烏帽子を被っておられますね。

 

 

両家代表が榊を奉納しお辞儀をしている

式は、『三三九度』『誓いの詞』『指輪交換』と 進み、

この写真は、『玉串拝礼』の様子です。

 

花嫁は 裾を引いた状態で 前へ進み、

指輪交換、玉串拝礼 を先に終えて、

裾さばきをしながら ターンをして引き返し、

自力で席に座りました。

そして ちゃんと足を揃えています。

 

これは 娘が 中学生まで 日本舞踊を習っていたから出来たことです。(^^;)

 

今までで一番「習わせておいて良かった♡」

と思った瞬間でした!!

 

(あっ ご安心下さい。通常は 花嫁様が裾を引いて歩かなくても良いように おからげいたします!)

 

 

向かって左側に控えておられる二人のお嬢さんは、

『雅楽』の生演奏で『巫女舞』を舞って下さいました。

 

神楽鈴を持って、堂々と、きりりと、

お二人がぴったりと揃っていて

素晴らしかったです!

 

雅楽も もちろん感動しました!

 

地方でも生演奏を聞くことが出来るんですね!

 

 

これから琴崎八幡宮で式を挙げる皆様、

 

雅楽と巫女舞は オプションです。

 

ぜひぜひ申し込んで下さいませ!

 

オススメです!

花嫁は裏地が赤の白打掛と綿帽子。新郎も白い紋付き羽織、白と黒の縞の袴

式が終わり、外に出ると、

 

参拝に訪れた人が沢山いらっしゃいました。

 

たまたま居合わせた大勢の方から祝福していただけるのも、

 

神社で挙式をすることの 魅力ですね!

 

とても嬉しかったです。

 

 

そして、御本殿の前で、

念願の 集合写真を撮りました。(^^)

 

前列が椅子に座っている 典型的なパターンです。(^^)

 

挙式のみ行う場合はこの時点で無事終了なのですが、

 

この日は、

その後、お借りしていた控室にて

お色直しをしました。

 

関西からはるばる来て下さった新郎のお母様に

一人息子さんの 白の紋服姿と、

娘の 打掛姿も見ていただきたかったのです。

御本殿の前に、新郎新婦 親族が横一列に並んでいる。

そして、もう一度この衣装でも、

集合写真を撮りました。

 

全員立っている集合写真も良いですね♡

(人数にもよりますが(^^;))

 

二歳半の孫が1日ずっとお利口さんだったので 助かりました!

掛下姿の花嫁と黒留袖姿の私と長男の嫁 三人でピースサインをしている。

白打掛の写真を取り終え、

打掛 と 綿帽子 を 脱いで 

掛下姿 になりました。

 

この姿でも 撮影すると決めていたので

『 掛下帯 』(袋帯より細い) も、華やかに結びました。

 

島田飾りを白に替え、

髪飾りも 白い梅の花のものに替えています。

 

 

黒留袖姿 の 私と長男の嫁の3人でピース♡

 

留袖も、綿は入っていませんが、比翼仕立てになっています。

嫁の 衿先と 上前の裾にチラッと白い布が写っていますね。

訪問着や付下げなど との

仕立て & 格 の違いです。

 

 

この日は、着物好きな 嫁にとっても、

 

【 留袖を着て、娘(孫)にも 晴れ着を着せて 結婚式に出席したい 】

 

という夢が叶った1日でもありました。

 

もし二人目を授かって 臨月だったら着られなかったし、

タイミングバッチリでした!

 

 

雨が降らなくて良かった-!(^^)

 

 

お雛様の前にかしこまる黒振袖、黒紋付の二人。もう一枚は掛下姿でお辞儀をする花嫁。

全て順調に終わり、着物姿のまま

車で10分、

みつ美容室に戻ってきました。

 

この日は、店内に 娘の雛人形を飾っておりまして、

その前でパチリ

 

左側の写真は 朝 出発する前に撮ったものです。

 

私のもう一つの夢は、

 

【 娘がお嫁さんになる時は お雛様と一緒に写真を撮る 】  ことです(^^)

 

以前 お客様がご自宅でそうされたのを見て以来、ずっと憧れていました。

 

娘は冬に生まれました。

 

初節句 と 百日 のお祝いを 同時にするために、

ひと月遅く雛人形を飾りました。

 

それから 我が家の雛祭りを4月3日と決めてきたのは

この日の為だったのか  と、

壮大な 伏線を 回収した気分です!

 

 

令和の今日、

和装花嫁といえば、打掛姿 や 綿帽子 を思い浮かべる人が 多いと思います。

 

お嫁入りの時に着る為の振袖 の存在を知っている若い人はほとんどいらっしゃらないでしょう。

 

日本髪のかつらではなく、

洋髪で打掛を着こなすことが普通になった今では、

角かくしの存在も忘れられつつあります。

 

なのに、素直に (というか 進んで)

花嫁衣装についての 私の提案を

全て受け入れてくれた娘に感謝しています。

 

親孝行してくれました!

 

そして 母も

私 (娘) が着付けをした 娘 (孫) の花嫁姿 を見てとても喜んでくれたので、

私自身も 親孝行できました!

 

 

こんな風に、みーんな (主に女性陣) の夢が

全部叶った  めでたい めでたい1日でした!

が……

 

実は私、 娘が結婚することになったら、

写真を撮る時に、絶対に、叶えたかった夢がもう一つありました!(^^)

 

もちろん やり遂げましたよ!(^^)

 

それについては 次回のブログにて(^^)

 

 

神社で挙式 おすすめです!!