宇部市みつ美容室「光る君へ」「源氏物語」2歳でコスプレしました!(27年前)
いつも ありがとうございます。
山口県宇部市 みつ美容室 澄川です。
母と娘、親子三代で営業しております。
みつ美容室の定休日は、毎週月曜日、第1火曜日、第3日曜日です。
休日や早朝でも、セットや着付けのご予約は、お受け出来ることがございます。
まずはお電話でご相談下さいませ。
( みつ美容室TEL 0836-21-0688 )
今年も 可愛いらしい 七五三のお客様たちが ご来店下さいました。(^^)
癒やされました。
みつ美容室を選んで下さって
ありがとうございました。m(_ _)m
お子様の成長は、あっという間です。
バパ、ママ の皆さんは大変だけど、
晴れ着を着て、お参りして、写真に残す日本の伝統が、これからもずっと残っていって欲しいと願っています。
私も 節目毎に、我が子たちの記念写真を頑張ってきました!(^^)
前回のブログでは、3歳で花嫁姿になった我が娘 (現在みつ美容室スタッフ) の写真を見ていただきました。(^^)
今回は、その前の年、
娘が2歳、長男が5歳 の年に撮った
源氏物語をテーマにした写真をご覧ください!(^^)
27年前、スマホの無い時代に
源氏物語の〈挿し絵〉を参考にして取り組んだのですが、
現在放送中の NHK大河ドラマ「光る君へ」の、〈実写化された平安絵巻〉を見ても、
『なかなかの再現度だったなあ』と、
思っております。(^^;)
娘の顔は、おでこが狭くて下膨れ の
〈 the、平安顔 〉なので、
なんなら女優の皆さんよりも 挿し絵に近い仕上がりでございます!\(^o^)/
このブログの1枚目の写真を撮る1週間前、
写真館の衣装をそのままお借りして撮ったのが この写真です。
娘自身の髪の毛は 肩ぐらいでした。
私はこれを見ると、
「光る君へ」で、
〈まひろ(紫式部)と、藤原道長 が、廃邸で 月を見上げるシーン〉を思い出します……(^-^)
巻紙は、 知り合いに 百人一首を書いて頂いて 持ち込みました。
これは これで 可愛い写真が撮れました。(^^)
でも『もっと もっと 源氏物語 の 絵 のイメージに近くしたい』と思い、
写真館に許可を頂いて、
娘の着た衣裳を持ち帰り、パワーアップさせました!
袖口、襟、裾 が元々三重の衣裳でしたが、もう五枚分作って縫い足しました。
赤い袴(はかま)も、引き摺って歩くように 一から手作りしました。
毛氈(もうせん)の上に座っているように見えますが、
衣裳の周りにある赤い部分は、長袴(ながばかま)です。
そして、あらためて 撮影していただきました!
着物の 重ねの 一番外側を
赤にしてしまった為に、
長袴に馴染んで保護色になってしまったのは失敗でした。(^^;)
一枚少なく見えてしまっていますね💦
2歳と5歳、
二人共お利口さんでした!(^^)
嫌がらずに写ってくれて
ありがとう!(*^^*)m(_ _)m
「光る君へ」 毎週欠かさず見ています!
演技、ストーリー、音楽、どれも素晴らしく、
スタジオセット や 衣裳 も こだわって作成されていて、
毎回うっとりと、目の保養をさせてもらっています。
当時の 引眉 (ひきまゆ) や、お歯黒や、白粉 (おしろい) は、流石に省略されているので
余計 美しいですね。
そのおかげで、とても勉強になりました。
特に、十二単 (じゅうにひとえ) は、
天皇の后妃や、その 子どもなど に仕える 女房 が着用する 制服 【 女房装束 】(にょうぼうしょうぞく・十二単は 後世の呼び名 )
でもあった。
ということを 知りました。
「光る君へ」を見るまでは、
現代の皇族の方々の儀式 や 大奥 等の時代劇を見てきたイメージで、
てっきり、
『位の高い人だけが 豪華な十二単や打掛を着て、
その 位の高い人のお世話をする女性たちは、それよりも 少し身軽な姿で 働くものだ』
と、思い込んでいました。
でも 〈平安時代は その 真逆 〉でした。
〈 女房たち 〉( いいところのお嬢様・教養の高いエリート職員 ) は、
〈 仕事中の制服 〉 として、
【 唐衣裳 】( からぎぬも・十二単のフル装備 ) を 常に着用し、
〈 唐衣裳は、一人では着ることが出来ない 〉ので、
〈 女房 の お世話をする女性たち 〉が
そのまた下で 大勢 働いているのですね。(^^;)
〈 機能性 〉よりも、〈 コスパ 〉よりも、
【〈 目に映るもの 全て が 美しい ことが 最重要課題 〉だった 平安時代 の 宮中 】は、
【 贅沢の極み!!】だったのですね(^^;)
そして、逆に、女房たちにお世話される側の 〈 位の高い女性 〉は、
十二単 という正装から
〈 裳 〉 ( も・後ろに引き摺る白いプリーツスカートのようなもの ) と、
〈 唐衣 〉( からぎぬ・いちばん上に羽織る衣 ) を 省略した、 少し楽な
【 袿袴姿 (うちきはかますがた)】
( 写真の娘のような姿 ) で、
儀式 以外のプライベートな時間を 過ごしていたのですね。
現代に当てはめて考えてみると、
『ご主人様は、部屋着でくつろいでいるけど、執事は 黒服を着て、手袋をして、姿勢よく働いている 』事と同じ
なので、納得する事ができました。
男性についても、
「光る君へ」では、
〈 朝廷 に 出仕する貴族の男性 〉は、
【 束帯 (そくたい)】を 着て、
頭に【 垂纓冠 (すいえいかん)】を付けて 〈 正装 〉していました。
( 長男の黒い方の姿です。長男は短髪で 髷が結えないので 垂纓冠を白い紐で固定しています。位によって束帯の色が決まっていたようです。)
それ以外のプライベートな時間や場所では、
【 直衣 ( のうし)】(立場が上がってから着用する。若い貴族は着られない)
か、
【 狩衣 (かりぎぬ)】(肩が繋がっていないので、直衣 より動き易い。) を着て、
頭には 必ず
【 烏帽子 (えぼし)】を被っていました。
( 長男のゴールドの方の姿です。
長男が着ているのは子供用の狩衣です。
烏帽子の白い鉢巻きが戦国時代っぽくて残念でした💦)
天皇 を補佐して政治を行う 〈 公卿 (くぎょう)〉たちは、
宮中では 束帯と垂纓冠で〈 正装 〉していましたが、
〈 御簾 〉( みす・すだれのようなもの)
の、向こう側の 〈天皇〉は、
儀式以外では、帯を結ばずに、
〈 直衣 (のうし) を 着崩した 楽な姿 〉 で 登場します。
この画像は、
5月にNHKの大河ドラマ展を見に行った時のものです。
左側の 藤原宣孝 (佐々木蔵之介さん)は、狩衣 (かりぎぬ) を着ています。
藤原道長 (柄本佑さん) は、直衣 (のうし) を 着ています。
肩が繋がっているか、離れているかで 見分けがつきます。
二人共 烏帽子 (必需品) を被っています。
女性は、全員 袿袴姿 (うちきはかますがた) ですが、
まひろ (吉高由里子さん) のみ、丈の短い 〈 切袴 〉(きりばかま) を 履いています。
劇中での まひろ は、宮中以外では、髪の毛を結んでいました。
今思えば、30年近く前、絵 だけを
頼りに撮った 我が子二人の写真は、
男女の 衣裳 や 髪型 の組み合わせなど、
〈外出 バージョン 〉と、
〈 宮中 バージョン 〉 と考えれば
そ~んなに間違ってはいなかった
ということが分かり 安心しました!(^^;)
ありがとう!「光る君へ」
もうすぐ最終回ですね。
ロスになりそう💦
でも、 来年の大河ドラマは「べらぼう」
吉原 が舞台になるようで、
〈 花魁 〉(おいらん) が 何人も登場しそうです。
実は、娘は、2歳で源氏物語、
3歳で花嫁姿になりましたが、
その次の年は……
4歳で花魁姿になりました!
力作です\(^o^)/
これについては また来年 書きますので、是非ご覧になってくださいませ。
m(_ _)m
大河ドラマ「べらぼう」も、
目の保養ができそうです!
楽しみです!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。m(_ _)m