宇部市みつ美容室「光る君へ」「源氏物語」2歳でコスプレしました!(27年前)

2024/12/01 ブログ
2歳の女の子と5歳の男の子が平安時代の衣装を着て、畳に座って巻紙を持ってニッコリ笑っている。

いつも ありがとうございます。

 

山口県宇部市  みつ美容室  澄川です。

 

母と娘、親子三代で営業しております。

 

みつ美容室の定休日は、毎週月曜日、第1火曜日、第3日曜日です。

 

休日や早朝でも、セットや着付けのご予約は、お受け出来ることがございます。

 

まずはお電話でご相談下さいませ。

( みつ美容室TEL 0836-21-0688 )

 

 

今年も 可愛いらしい 七五三のお客様たちが ご来店下さいました。(^^)

 

癒やされました。

 

みつ美容室を選んで下さって

ありがとうございました。m(_ _)m

 

お子様の成長は、あっという間です。

 

バパ、ママ の皆さんは大変だけど、

晴れ着を着て、お参りして、写真に残す日本の伝統が、これからもずっと残っていって欲しいと願っています。

 

 

私も 節目毎に、我が子たちの記念写真を頑張ってきました!(^^)

 

前回のブログでは、3歳で花嫁姿になった我が娘 (現在みつ美容室スタッフ) の写真を見ていただきました。(^^)

 

今回は、その前の年、

娘が2歳、長男が5歳 の年に撮った

源氏物語をテーマにした写真をご覧ください!(^^)

 

27年前、スマホの無い時代に

源氏物語の〈挿し絵〉を参考にして取り組んだのですが、

現在放送中の NHK大河ドラマ「光る君へ」の、〈実写化された平安絵巻〉を見ても、

『なかなかの再現度だったなあ』と、

思っております。(^^;)

 

娘の顔は、おでこが狭くて下膨れ の

〈 the、平安顔 〉なので、

なんなら女優の皆さんよりも 挿し絵に近い仕上がりでございます!\(^o^)/

二人が立って右上を見上げている。女の子は長い髪の毛を後ろで結んでいる。

このブログの1枚目の写真を撮る1週間前、

 

写真館の衣装をそのままお借りして撮ったのが この写真です。

 

娘自身の髪の毛は 肩ぐらいでした。

 

私はこれを見ると、

「光る君へ」で、

〈まひろ(紫式部)と、藤原道長 が、廃邸で 月を見上げるシーン〉を思い出します……(^-^)

女の子は座り、男の子は立って二人で巻紙を持って見つめ合っている。

巻紙は、 知り合いに 百人一首を書いて頂いて 持ち込みました。

二人で巻紙を読んでいる。

これは これで 可愛い写真が撮れました。(^^)

 

でも『もっと もっと 源氏物語 の 絵 のイメージに近くしたい』と思い、

 

写真館に許可を頂いて、

娘の着た衣裳を持ち帰り、パワーアップさせました!

二人共座って遠くを見ている。男の子は黒い束帯を着ている。女の子は長い髪の毛を結ばずに下ろしている。

袖口、襟、裾 が元々三重の衣裳でしたが、もう五枚分作って縫い足しました。

 

赤い袴(はかま)も、引き摺って歩くように 一から手作りしました。

 

毛氈(もうせん)の上に座っているように見えますが、

衣裳の周りにある赤い部分は、長袴(ながばかま)です。

 

そして、あらためて 撮影していただきました!

二人で巻紙を読んでいる。

着物の 重ねの 一番外側を

赤にしてしまった為に、

長袴に馴染んで保護色になってしまったのは失敗でした。(^^;)

一枚少なく見えてしまっていますね💦

二人のアップ
二人のアップ

2歳と5歳、

 

二人共お利口さんでした!(^^)

 

嫌がらずに写ってくれて

ありがとう!(*^^*)m(_ _)m

 

 

 

「光る君へ」 毎週欠かさず見ています!

 

演技、ストーリー、音楽、どれも素晴らしく、

 

スタジオセット や 衣裳 も こだわって作成されていて、

毎回うっとりと、目の保養をさせてもらっています。

 

当時の 引眉 (ひきまゆ) や、お歯黒や、白粉 (おしろい) は、流石に省略されているので

余計 美しいですね。

 

そのおかげで、とても勉強になりました。

 

特に、十二単 (じゅうにひとえ) は、

天皇の后妃や、その 子どもなど に仕える  女房 が着用する 制服 【 女房装束 】(にょうぼうしょうぞく・十二単は 後世の呼び名 )

でもあった。

ということを 知りました。

 

「光る君へ」を見るまでは、

現代の皇族の方々の儀式 や 大奥 等の時代劇を見てきたイメージで、

てっきり、

『位の高い人だけが 豪華な十二単や打掛を着て、

その 位の高い人のお世話をする女性たちは、それよりも 少し身軽な姿で 働くものだ』

と、思い込んでいました。

 

でも 〈平安時代は その 真逆 〉でした。

 

〈 女房たち 〉( いいところのお嬢様・教養の高いエリート職員 ) は、

〈 仕事中の制服 〉 として、

【 唐衣裳 】( からぎぬも・十二単のフル装備 )  を 常に着用し、

 

〈 唐衣裳は、一人では着ることが出来ない 〉ので、

〈 女房 の お世話をする女性たち 〉が

そのまた下で 大勢 働いているのですね。(^^;)

 

〈 機能性 〉よりも、〈 コスパ 〉よりも、

【〈 目に映るもの 全て が  美しい  ことが 最重要課題 〉だった 平安時代 の 宮中 】は、

【 贅沢の極み!!】だったのですね(^^;)

 

そして、逆に、女房たちにお世話される側の 〈 位の高い女性 〉は、

十二単 という正装から

〈 裳 〉 ( も・後ろに引き摺る白いプリーツスカートのようなもの ) と、

〈 唐衣 〉( からぎぬ・いちばん上に羽織る衣 )  を 省略した、 少し楽な

【 袿袴姿  (うちきはかますがた)】 

( 写真の娘のような姿 ) で、

儀式 以外のプライベートな時間を 過ごしていたのですね。

 

現代に当てはめて考えてみると、

『ご主人様は、部屋着でくつろいでいるけど、執事は 黒服を着て、手袋をして、姿勢よく働いている 』事と同じ

なので、納得する事ができました。

 

 

男性についても、

「光る君へ」では、

〈 朝廷 に 出仕する貴族の男性 〉は、

【 束帯 (そくたい)】を 着て、

頭に【 垂纓冠  (すいえいかん)】を付けて 〈 正装 〉していました。

( 長男の黒い方の姿です。長男は短髪で 髷が結えないので 垂纓冠を白い紐で固定しています。位によって束帯の色が決まっていたようです。)

 

それ以外のプライベートな時間や場所では、

【 直衣 ( のうし)】(立場が上がってから着用する。若い貴族は着られない) 

か、

【 狩衣 (かりぎぬ)】(肩が繋がっていないので、直衣 より動き易い。) を着て、

頭には 必ず

【 烏帽子 (えぼし)】を被っていました。

( 長男のゴールドの方の姿です。

長男が着ているのは子供用の狩衣です。

烏帽子の白い鉢巻きが戦国時代っぽくて残念でした💦)

 

天皇 を補佐して政治を行う 〈 公卿 (くぎょう)〉たちは、

宮中では 束帯と垂纓冠で〈 正装 〉していましたが、

 

〈 御簾 〉( みす・すだれのようなもの)

の、向こう側の 〈天皇〉は、

儀式以外では、帯を結ばずに、

〈 直衣 (のうし) を 着崩した 楽な姿 〉 で 登場します。

 

 

 

「光る君へ」のキャスト達が、等身大で並んでいるパネル

この画像は、

5月にNHKの大河ドラマ展を見に行った時のものです。

 

左側の 藤原宣孝 (佐々木蔵之介さん)は、狩衣 (かりぎぬ) を着ています。

 

藤原道長 (柄本佑さん) は、直衣 (のうし) を 着ています。

肩が繋がっているか、離れているかで 見分けがつきます。

二人共 烏帽子 (必需品) を被っています。

 

女性は、全員 袿袴姿 (うちきはかますがた) ですが、

まひろ (吉高由里子さん) のみ、丈の短い 〈 切袴 〉(きりばかま) を 履いています。

 

劇中での まひろ は、宮中以外では、髪の毛を結んでいました。

 

 

今思えば、30年近く前、絵 だけを

頼りに撮った 我が子二人の写真は、

男女の 衣裳 や 髪型 の組み合わせなど、

〈外出 バージョン  〉と、

〈 宮中 バージョン 〉 と考えれば

そ~んなに間違ってはいなかった

ということが分かり 安心しました!(^^;)

 

ありがとう!「光る君へ」

 

もうすぐ最終回ですね。

ロスになりそう💦

 

でも、 来年の大河ドラマは「べらぼう」

 

吉原 が舞台になるようで、

〈 花魁 〉(おいらん) が 何人も登場しそうです。

 

実は、娘は、2歳で源氏物語、

3歳で花嫁姿になりましたが、

その次の年は……

 

 

 

 

 

 

4歳の女の子の花魁姿 横顔

4歳で花魁姿になりました!

力作です\(^o^)/

 

これについては また来年 書きますので、是非ご覧になってくださいませ。

m(_ _)m

 

大河ドラマ「べらぼう」も、

目の保養ができそうです!

 

楽しみです!

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。m(_ _)m